発芽玄米を食べる事で、「アトピー」や「肌荒れ」を軽減できること、ご存知ですか?個人によって差があるものの、発芽玄米を食べ続けている多くの方が実感しており、様々な研究機関でも注目を集めています。
今回は、どうして発芽玄米がアトピーに効くと言われているのか?についてまとめていきます。
目次
アトピーのメカニズムと発芽玄米の持つ効果
皆さんは、アトピーについてどれくらいの知識をお持ちでしょうか。
アトピーとは一種の“免疫反応”であり、アレルギー反応により皮膚炎を起こしている状態です。発芽玄米はアトピーに効果のあると言われる、複数の作用を持っており、かなり期待が寄せられているんですよ。
そもそもなぜアトピーが起きるの?
意外に知られていない事ですが、アトピーとは「アレルギー」の一種です。
小麦やエビなどアレルギーの原因となる物質を食べた時に、人によっては人体に有害な異物だと誤認して、免疫反応を引き起こしてしまいます。この免疫反応が起きると、アトピーの代表的な原因である「グロブリンE(IgE)抗体」など複数の抗体が活性化し、結果として皮膚炎を起こすというわけです。
発芽玄米の「キレート作用」
発芽玄米には「キレート作用」と呼ばれる、とても強力なデトックス効果があります。
キレート作用は、白米に無い発芽玄米特有の「ぬか」や「胚芽」部分に含まれる「フィチン」という物質がキーワード。人間の体は、この「フィチン」が体内に取り込まれると、分解されて「フィチン酸」に変化します。
フィチン酸は体内に蓄積した水銀や鉛などの有害金属・ミネラルと結合するので、発芽玄米を食べるとこれらの有害物質を体の外に洗い流すことができるんです。つまり、発芽玄米を食べると体の内側からスッキリ清潔、胃腸にかかった負荷を綺麗にデトックス(浄化)となるわけですね。
これが、キレート作用の全貌です。綺麗になった胃腸は肌の調子を改善し、炎症の鎮静化へと繋がります。だから、発芽玄米は皮膚炎に良いと言われているんですよ。
食物繊維でデトックス効果倍増!
発芽玄米に含まれる食物繊維量は、「白米と比べて約6倍」と非常に豊富です。食物繊維は摂れば摂るほど、体内に蓄積した老廃物を排出することで知られており、「体の中の掃除人」とも呼ばれる成分。胃腸の働きを改善して、お通じの回数を増加させることでも知られていますよね。
更に良いことに、発芽玄米の食物繊維は先ほど紹介した「キレート作用で絡めとった有害物質」を、素早く体外へと排出する働きを行います。せっかく絡めとった有害物質も、対外へと排出されなければ意味がありませんよね。
その意味で、発芽玄米の食物繊維は「キレート作用」のお助け人。デトックス効果を倍増して、アトピー皮膚炎を改善することに期待が持たれているんです。
発芽玄米が持つ栄養素!ビタミン&ミネラル
発芽玄米は、栄養価においてあらゆる面で白米より数段優れた食材です。アトピーに効果があると言われるビタミンB¹は約4倍、ミネラル類は2~5倍も含まれているんですよ。
ビタミン類でアトピー対策、抗酸化作用の実力
発芽玄米に含まれるビタミン類は、アトピーに対してとても高い効き目を果たすことで知られています。
発芽玄米には主にビタミンB類とビタミンE類が含まれているのですが、これらの成分は脂肪の酸化を防いだり、保湿効果を促して炎症を抑える効果を持っています。どれも肌や体の調子を整える効果を持っており、とても大切な成分です。
副腎活性のビタミンB1はアトピー対策の救世主
発芽玄米に含まれるビタミン類の中でも、特に注目したい成分は「ビタミンB1」です。
ビタミンB1は副腎の働きを活性化して、ステロイドホルモンの分泌を促すこと で知られています。アトピーなどの皮膚炎になった時、炎症止めとしてステロイドを処方されることがありますよね。ステロイドは炎症止めとして高い効果を発揮するので、とても有用な医薬品です。
ところが、同じステロイドでもビタミンB1の力を借りて、自分の体で作り出したステロイドは、化学合成した人工のステロイドと比べてずっと安心、安全です。自分の体の組織で作り出したステロイドですから、当然の話ですよね。
このように、ビタミンB1はアトピー対策として非常に高い効果を持っているので、アトピーが心配な方には欠かせません。発芽玄米には白米と比べ4倍以上ものビタミンB1が含まれているので、アトピー対策として注目される理由も納得できます。
肌の健康維持に欠かせない!ミネラル類でアトピー予防
ミネラル類も、ビタミンと同様に肌の健康維持にとても大切な役割を果たしています。
特に発芽玄米に豊富に含まれる「マグネシウム」 は、肌の新陳代謝を活性化し、保湿を促す効果を持っており、人体に欠かせない存在として認識されている成分。そして、マグネシウムの持つ作用の中でも、特に注目されている効果は「肌のバリア機能を高める」というものです。
アトピー皮膚炎が増悪した時は、大抵の場合は肌荒れを引き起こしており、バリア機能が著しく低下している状態。マグネシウムは荒れた肌のバリア機能を高める役割を果たしてくれるので、肌荒れで悩む方には欠かせない成分です。
注意点!玄米でアレルギーが悪化することも
「玄米」に関する注意点として、アトピー性皮膚炎などのアレルギー反応により、肌環境の悪化を促進してしまうケースもあることが挙げられます。
繰り返し述べてきたことですが、玄米は白米と比べて豊富な栄養素を含んでいる食品です。ところが、アレルギーの原因となるタンパク質系統の栄養素も多量に含んでおり、(えびや小麦など有名なアレルギー性食品ほどではないにせよ)多少はアレルギー反応を引き起こすリスクを抱えています。
アレルギーで悩む方には気になるポイントですよね。
発芽で安心、アレルギー対策
ところが、玄米が持つこれらのデメリットは、「発芽させる」ことで大きく改善します。発芽玄米はその成長過程で酵素が働き、アレルギーの原因となるタンパク質の大部分を変換してしまうのです。
お陰で発芽玄米を食べてアレルギーを引き起こした方はごく少数。安全性をほとんど気にならないレベルにまで、高める事ができるんですよ。
なでしこ健康生活なら最高の発芽玄米が楽しめる!
このように、玄米よりも発芽玄米の方が「安全・安心」して食べられる事がわかりました。また、これまで紹介したビタミンやミネラル等の栄養素も「発芽玄米の方が少し多めに含まれる」傾向にあります。
ただし、発芽玄米は発芽させるまでの手間が欠点です。中には発芽させすぎて、栄養価を落としてしまう方もいらっしゃいます。
その点、発芽玄米炊飯器「なでしこ健康生活」なら心配無用。水と玄米を入れてスイッチオン。たったのこれだけで、全自動。理想的な発芽状態で炊飯した、最高の発芽玄米が楽しめます。
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こんな悩みを抱えた方は、ぜひ「なでしこ健康生活」のご購入をおすすめします。
最後に
発芽玄米はデトックス効果抜群。フィチン酸によるキレート作用や食物繊維による整腸作用など、アトピーでお悩みの方にはいい事づくめです。また、ビタミンやマグネシウムなどの肌を健康に保つ成分が豊富に含まれており、大人から子どもまで、みんなの肌の悩みを解決します。
ただし、玄米のまま食べるとアレルギーを起こすというデメリットも。発芽させることで、原因となるアレルゲン物質を分解できるという説もあるので、是非「発芽玄米」にして召し上がることをお勧めします。
<参照>