玄米と発芽玄米の違いとは?メリットデメリットを徹底解説

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皆さんは「玄米」と「発芽玄米」の違いをご存知でしょうか?

発芽玄米は「完全栄養食」とも言われる栄養満点の食材。しかも、玄米と比べてずっと食べやすいから驚き!

今回は、そんな発芽玄米の魅力をどーんと紹介!玄米との違いや、発芽玄米ならではのメリットを余すところなくお伝えします。

玄米と発芽玄米の違いは?

1. 発芽玄米は玄米に比べ食べやすい!

発芽玄米を食べた方の多くは、まずその「食べやすさ」に驚きます。炊きたての発芽玄米はとっても美味しく、大人から子供まで「美味しい!」と言えるもの。玄米と比べて、最も大きな違いです。

玄米の弱点、味や食感の”クセ”が強い

玄米が体に良いことは周知の事実。ところが、玄米の「胚芽」や「ぬか」は味・食感が悪く、どうしても食べにくいと感じてしまいます。

  • パサパサとドライな食感で美味しくない…
  • 胚芽のせいで噛むとボソボソと粉っぽい
  • 黄ばんだ外観が食欲を削いでしまう

実際、上記のようなお悩みから継続を断念してしまった方も多いのではないでしょうか。どんなに体に良いと言われても、味や悪くては続かないのも無理ありません。

味や食感が段違い!驚きの発芽玄米

味に関しては問題点が目立つ玄米と比べ、発芽玄米は”ふっくらモチモチ”。歯で噛んだ瞬間に飛び散るその旨味は、栄養食品とは思えないほどの美味しさです!

美味しさの秘密はもちろん「発芽」。水分をたっぷりと含んだお陰で、胚芽やぬかは柔らかく、白米と変わらないほどの味と食感に変化します。

更に、自然と命の力を受けたお米は、本来の旨味成分をたっぷり増幅。正直、玄米とはくらべものにならないほどの美味しさを発揮します!

2. 発芽玄米は玄米に比べ消化抜群!お通じ改善効果も

玄米はお通じの改善に良いと言われる一方で、消化不良や消化不足の欠点も有しています。これは玄米が持つ「毒素」が影響しているのですが、発芽玄米はこの毒素を無毒化した食品。味や食感だけでなく、健康にも良い影響を与えます。

玄米が持つ毒素「アブジシン酸」

あまり知られていないことですが、玄米は「アブジシン酸」と呼ばれる毒素が含まれています。

アブジシン酸は植物ホルモンの1種で、玄米などの種子が乾燥することより生じる「ストレスホルモン」。人間にとっては有毒であるとの指摘も多く、いくつかの弊害が知られています。

アブジシン酸について指摘されているデメリットには下記のようなものが挙げられます。

  • 消化不良・消化不足
  • 体内の活性酸素の増加
  • 糖尿病の促進

玄米の意外な欠点…ご存知でしたか?さらに詳しい内容はこちらのコラムでご確認ください!
発芽玄米と「毒」の関係(アブシジン酸・フィチン酸)

アブジシン酸は発芽で「無毒化」できる

ところが、このアブジシン酸は、玄米を「発芽」させることで無毒化が可能です。と言うのも、アブジシン酸は発芽に適さない環境に晒されることにより生じる成分なので、正常に発芽が行われると消失することがわかっています。

アブジシン酸を消失させるには、玄米に水を与え、胚芽が0.2mm~0.5mm程度ぷっくり芽吹くだけでOK。無事分解され、安全でおいしい、理想的な発芽玄米の完成です!

3. 発芽玄米は玄米を上回る栄養量

通常の玄米と発芽玄米では、その栄養価も異なります。栄養満点の食材で知られる玄米食を、ミネラル類を中心に更にパワーアップさせたものが発芽玄米です。

また、発芽玄米は高い栄養価とは裏腹に「低カロリー+低糖質」。白米や玄米よりもずっと健康的でダイエット向きの食材として注目を集めています。

発芽玄米と玄米・白米の栄養比較表(100gあたり)

白米 玄米 発芽玄米
エネルギー(kcal) 365 350 344
タンパク質(g) 6.1 6.8 6.8
脂質(g) 0.9 2.7 2.9
ビタミンB1(mg) 0.08 0.41 0.38
食物繊維(g) 0.5 3.0 3.2
マグネシウム(mg) 23 113 111
カルシウム(mg) 5 9 10
ギャバ(mg) 1.5 7 15〜20

発芽玄米は注目成分「GABA」と「PSG」も豊富!

発芽玄米の長所は、ミネラルや食物繊維だけではありません。注目成分である「GABA(ギャバ)」や「PSG」についても、玄米の数倍の含有量を有しています。

GABA 「ガンマ-アミノ酪酸」と呼ばれる成分で、哺乳動物の脳や脊髄に欠かせない成分。脳細胞の活性化や肝臓・腎臓の機能改善・肥満やアルツハイマーの防止など複数の効果に期待が寄せられています。
PSG 2009年に発見された、胚芽コレステロール配糖体と呼ばれると呼ばれる新成分。体脂肪や中性脂肪を減らし、肥満を中心とする生活習慣病の予防に効果があると言われています。

発芽玄米のGABA含有量は、なんと玄米の約2倍以上、白米の約10倍です。そして、PSG含有量は、玄米の約2倍、白米の約7倍です。

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発芽玄米の栄養成分とは?その効果を得るためのポイント

最後に

発芽玄米は「完全栄養食」とも言われる、理想的な食品です。白米はもちろん、玄米と比較してもとても優れた性質を有しており、「味・食感・栄養バランス」の全てにおいて勝っています。

  • 美味しいお米を楽しみながらダイエットを続けたい方
  • 炭水化物の摂りすぎ!最近話題の飽食飢餓が気になる方
  • 年齢を重ね、生活習慣病が気になってきている方

発芽玄米は、上記のようなお悩みを抱えていらっしゃる方にはピッタリの食材です。美味しくってモチモチした食感を楽しみながら、ヘルシーで健康的な食生活。
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